教え子に悔し涙は似合わない

「少年」について本を書く事になったら、どのようなことを調べる?「学者」の一般的な解説なんかかな。それとも、一個人の観点からくる意見かな。
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どんよりした月曜の夜明けに読書を

タリーズでもマックカフェでもどこででも香り高いコーヒーを飲める。
もちろん、家でインスタントを入れても手軽だし、いろんな場所で

私が気に入っているのがスターバックスだ。
どこも禁煙と言うのは、喫煙の苦手な私にはお気に入りだ。
よって、コーヒーの匂いを楽しめる。
価格も高いけれど、美味しい豆が使われているのでコーヒーにうるさい人にはたまらないだろう。
甘いもの好きには入るたびにコーヒーと一緒に、ついついケーキも頼んでしまうという落とし穴もある。

控え目に自転車をこぐあなたと横殴りの雪
村上春樹の文庫本が好きだと、読書ファンの人々の評判を教えてもらい、買ったのがノルウェイの森。
この文庫本は、外国でも大勢の人に親しまれ、松山ケンイチ主演での映画化もされた。
村上春樹の小説は、話の展開が早く、どんどん読めてしまうところが良いと思う。
直子と緑との間でゆれる、ワタナベは、まるで生きる死ぬの世界でゆれているよう。
そういったテーマを無視しても直子も緑も魅力的だと思う。
それに、ハツミさんや永沢さんやレイコさんという役が加わる。
全員魅力があり個性的で陰の部分を持ちあわせている。
もう何年も前に知った文庫本だが読み返そう!と思い、読んだことが何回もある作品。
主人公のワタナベは直子に、お願いをふたつ聞いてほしいと頼まれみっつ聞くと答える。
さすが村上春樹と思った部分。
それで、直子がちょっとだけうらやましくなった。

雨が降る土曜の早朝は歩いてみる

「今晩はカレーよ。」
少年は母親が言ったその言葉を聞いた途端、無意識に笑みが浮かんだ。
少年は小学校から帰って、リビングでダラダラとテレビを見ているところだった。
今日は格別に西日が強い。
網戸の窓では風鈴がときどき鳴っていた。
テレビでは、昔のなつかしアニメをやっていた。
今日は「一休さん」をやっていた。
こんな頭の良い少年が今いたら、学校のテストなんて満点だろうな、と少年は感じていた。
しかし、コトコト煮える鍋からカレーのいい香りが居間まで漂ってきた時、少年はアニメのことなんて考えてはいなかった。

ゆったりと跳ねる妹とオレ
富士には月見草がよく似合うと言う有名な名言を表したのは作家の太宰治だ。
太宰治は、バスで、御坂峠を越え、今の甲府へ行く途中だった。
同じバスで偶然一緒になったおばあちゃんが「あら、月見草」と独り言を言う。
そこで、気付いた太宰の視界に入ったのが月見草、同時に大きな裾野をもつ富士山だった。
富岳百景に記されたのこの部分は、日本一の名山を美しさを表すとき欠かせないと思う。
他にも芸術に人気の、3776mの名山だ。
どの位置から見ても同じように、美しい形をしているために、八面玲瓏という言葉が似合うと口にされる。
その通りだと思う。
私が特に好きなのは、雪をかぶった富士山だ。

ゆったりと跳ねるあいつと夕立

さやかちゃんはルックスはのんびり屋に見えるけれど、活発な女性。
旦那さんと、1歳になる賢治くんと、3人暮らしで、イタリアンレストランの隣の一軒家に住んでいる。
パートも子育ても手際よくこなして、忙しいけれど、時間の有効活用は素晴らしい。
ちょっとでも暇を見つけると、遊びに行っていい?など絶対メールをくれる。
私は結構頻繁にケーキを購入し、さやかちゃんの家に行く。

じめじめした土曜の深夜はお菓子作り
とある真夏の午後。
少年は家の庭で、アリの行列が虫の死骸をせっせと運ぶところをまじまじと見ていた。
アリ達はがんばって動き回っているのだけど、虫の死骸ひとつでこんなにいっぱいの蟻がいたって、無駄なんじゃないかと、少年は首をかしげた。
少年は、アリ達を指ではじいたらどうなるだろう、という欲求が湧いてきた。
だが、今回はじっくり観察し続けることに決めた。
暑い夏の日だから、少年の汗がダラダラと流れ、雫となって地面に落ちた。

息絶え絶えで踊る母さんとアスファルトの匂い

小学生のころから、読書は嫌いじゃありませんでしたが、ただなんとなく、親が買ってくる本や図書館にある本を読んでいました。
本当に理解しながら読み始めたのは、高校生のとき。
授業で、吉本ばななさんのムーンライトシャドウを読んでからです。
物語は、恋人を失ったヒロインの、高校のときの回想からの幕開けです。
恋人を亡くすなんて経験は当時も今も、ないです。
しかし、高校生の私には主人公の悲しい気持ち重複してしまいました。
複雑な感覚でした。
主人公のさつきと、私の年が近かった事、それも原因だと考えています。
その帰りに、その文庫本を購入したのが文庫本を買った初めてでした。
このストーリーは、「キッチン」に収録されている作品です。
随分昔の本ですが、ずっと色あせない素敵な本かもしれません。

ゆったりと叫ぶあなたと夕立
今日の体育はポートボールだった。
少年は、ボールを使ったスポーツは得意ではないので、つまらなそうに体操着に着替えていた。
今日はきっと、運動は何でもこなすケンイチ君ばかり注目を集めることになるだろう。
おそらく今日は、運動神経抜群のケンイチ君が活躍して女の子たちにキャーキャー言われるだろう。
だとしたら、少年が密かにあこがれているフーコちゃんは、ケンイチ君がヒーローになるところを見るなるのだろう。
少年は空を仰いで体操帽子をかぶると、運動場へ向かった。
でもフーコちゃんは、ケンイチ君じゃなくて、少年のことをチラチラ見てたのを、少年は気がつかなかった。

自信を持ってダンスする兄弟と僕

誕生日、親友から貰った香水ボトル、花を思わせる香りがする。
ぴったりなボトルを意識して選んでくれた瓶で、大きくないボトルでリボンの飾りがついていてお洒落。
雰囲気も瓶も大げさに言っても華やかとはかけ離れた香りだ。
香水ストアには多くのボトルが並んでいたのだけど、ひっそりと置いてあった商品。
形は本当に小型。
シンプルで気に入っている。
外出するときだけでなく、外へ仕事に出るときも手提げの中に、家で仕事をするときは机の隅に必ず置いている。
それで、私のカバンの中はどれもこの香り。
いつでも身に着けているので、つけていないときは、「今日あの香りしないね」と言われる場合もたまにある。
店でさまざまな香りを試すことは好きだが、この匂いが今までの中で最も気に入ったものだ。

勢いで体操する姉ちゃんとわたし
友人の知佳子の恋人であるSさんが経営する物産会社で、いつも梅干しを購入している。
アルコールが入ると電話をかけてくれるSさんの可愛い部下のEくんは、なぜか話がかみ合わない。
素面のときの彼は、わりと人見知りが激しいようで、そこまで多くは話してくれない。
なので、一度もE君とじゅうぶんにコミュニケーションをとったことがない。

ラクダ

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